下手に組み立ててしまうと
ただただ歪な気持ちだけが
ただただ歪に積まれてしまい
ただただ画面を埋めてしまう。
そこには何の光もなく
ただただ不快な耳鳴りの音と共に
ただただ終了のテロップが表示されるだけ。
決して消えないカタストロフが
歪なタトゥーのように全身に刻印されてしまう。
あぁ消えてしまいたい。
あぁ消えてしまいたい。
もう私の身体には歪なタトゥーが彫れる場所は残っていないのだから。
]]>僕には何もできないし
僕には誰も助けられない。
遅れてやっきた音だけが
いつも僕の耳に届く。
遅れてやってきた光だけが
いつも僕の目に届く。
耳鳴りだけはひとかどに。
老視だけはひとかどに。
呑んでも何も誤魔化せない。
食べても何も誤魔化せない。
遊山気分にも浸れず仕舞い。
そんな心持ち。
]]>悟ったような口振りでまるで
進歩のない自分から目をそらす僕
全てに鈍感になった事にして
気付かないふりをする事で以前より安らぎを感じる僕
どんなに覚悟をしたつもりでも
覚悟をしきれていない僕
もうすっかり池の底に沈んだつもりでも
それは池に沈んだ幾万もの僕の上に別の僕がまた1つ積もっただけだった
見上げる水面は陽の光に照らされて
あんなにも輝いているというのに
手を伸ばそうとすればするほど
たちの悪い水草のように
下に積もった大勢の僕が僕の手に絡み付き
底へ底へと引きずり降ろす
次第に光も音も弱くなり
手を伸ばそうともしなくなる
もう二度と池からは上がれない
今を生きる僕はあの日死んだ僕なのだ。
頭の中を駆け巡るのは死ぬこことだけ。
ただしその死はとても受動的で
吊る事とも飛び込む事とも飲む事とも切る事とも撃ち抜く事ともどれとも違う。
自分の事を変だと思い始めたのは10歳そこそこだったと思う。
14歳のころにはその疑問は確信へと変わりどうにかしなければと思い始めた。
20そこそこのころには具体的に何をどうすればと理解し始め、ようやく何か変われたと思えるようになってきた。
それでも30を超えるころにはようやく一端に慣れたと思っていた。
でもここへきてその思いは打ち砕かれ、20年弱かかって組み立ててきたものがなんの意味もなかったのではないかと思えてしかたない。
結局僕は死んだままだった。
同僚、友人、家族、だれにもこの思いを伝える事ができない。
それはおそらく心の奥底では誰も信用していないからだ。
誰も信用してはいけない。幼いころからそう教わって育ってきた。
その教えが僕の魂にベッタリとこびりついてしまっているのだ。
それはまるで沈んだタンカーから漏れ出た油にまみれる鳥のように。
だから僕は自分を信じて生きていくしかなかった。その信仰が打ち砕かれてしまったのだ。
生きる事も死ぬ事もできず、荒野をさまようゾンビのように死んだまま生きているだけだった。
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僕の心は怒りに支配されている。
自分や周囲に向けた怒りで支配されている。
友人一人助けることさえできない。
助けたいと伝えることさえできない。
助けてほしいと懇願されることさえない。
友人にひどい仕打ちをしているある人。
裏で行われているひどい仕打ちを隠し表では笑顔を振りまくある人。
ひどい仕打ちをしている無駄に長いその指で美味しそうにタバコを吸うある人。
とても、とても腹立たしい。
【右の頬を打たれたら、左の頬を差し出す前に相手の腕を切り落とせ】
「hikoは殺したい人はいる?」
ある人にそう聞かれた。当然冗談として。
「もちろん」とだけ笑顔で答えた。当然冗談として。
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過度に走り、一時称賛を得ることで気持ちが抑えれる。
おそらくその裏では悪口も言われているだろう。
それでも構わない。
おそらく体や心に負担もかけているだろう
それでも構わない。
僕は走らないといけない
そうすることでしか自分の業と向き合えないのだから。
もっと気楽に、もっと幸せになりけれど
今の僕はまだそれらを手に入れる資格がないのだ。
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忘れるな。忘れるな。
もうあの頃には戻れない。
夕日が差し込む窓辺に置かれたソファ。
隣には数少ない心を許せる人。
あの頃と同じなのは窓から差し込む夕日だけ。
なぜこうなってしまったかは明確だ。
僕がそう選択したからだ。
どれだけ夕日が空を鮮やかに赤く染めたとしても
もうそれはあの日見たあの夕日とは
似ても似つかぬ景色なのだ。
僕は沼の底にいる。
かろうじて夕日が差し込む沼の底にいる。
いつまで経っても治らない足の傷は
まるで僕の心のありようそのものだ。
しかし
焦がれるな焦がれるな
なぜなら僕が立っているのは
あの頃のあの場所ではないのだから。
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